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子どもの世界を広げる「オトナダチ」とは!? SSISで大賞受賞の中田さんインタビュー

みなさん、こんにちは。「東北ココロイキルヒトコミュニティ」スタッフの心羽(ここは)です。コミュニティではこれまで、「ココロイキルヒト」に込められた意味

みなさん、こんにちは。「東北 ココロイキルヒト コミュニティ」スタッフの心羽(ここは)です。

コミュニティではこれまで、「ココロイキルヒト」に込められた意味や想いについてみなさんとお話してきましたね。なんとなくでも、「ココロイキルヒト」のイメージがふくらんできましたでしょうか?
そろそろ、実際に「ココロイキルヒト」として活動している人のお話を聞いてみたいという方もいるかもしれませんね。

そこで今回、SSIS2020(※)で大賞を受賞された中田さんにインタビューをしてきましたよ!

(※「SENDAI SOCIAL INNOVATION SUMMIT」。震災で社会課題がより浮き彫りとなった仙台・東北では、「社会、地域のため」という想いが広がり、現在、社会課題解決のための様々なイノベーションが生まれています。SSISは、そんな社会課題に立ち向かう起業家の声を実際に聞いていただき、課題解決への可能性を感じ、一歩踏み出すきっかけとしていただきたいという想いを込めて開催しているイベントです。)

▼中田さんの発表はこちら(動画)



(※中田さんの紹介は2:39:20から。再生時には、音量にご注意ください)

それでは、さっそくご紹介します!
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★フリースクール「こどもの居場所ピッピ」代表 中田更沙さん

「不登校」という言葉のない希望に満ちた社会へ
学校に行けない子どもたちのためのフリースクールを立ち上げ、多様なオトナと子どもたちを結びつける「オトナダチプロジェクト」という活動を広げられています。
--------------

スタッフ心羽:さっそくですが、「オトナダチ」とはどういう意味の言葉なのでしょうか?

中田さん:子どもたちにとっての「大人の友だち」という意味です。
「親と子」や「先生と生徒」というタテの関係でも、友だち同士のようなヨコの関係でもなく、ナナメの関係性がそこにあります。学校で「みんなと同じことを同じように」と求められて、自信をなくし、学校に行くのがつらくなってしまった子が急増しています。そんなとき、多様な価値観を持つ大人と出会うことで、「人の数だけ生き方がある、自分が自分のままでいていいんだ!」と気づくことができます。
昔は、街の八百屋や魚屋のおじさんが子どもたちの理解者であり話し相手でした。そういった身近な大人の存在が、学校や家庭の外に必要なんです。

「オトナダチ」というコンセプトを思いついたきっかけは?

2019年5月に「こどもの居場所ピッピ」というフリースクールを始めました。
息子がふたりとも小学校に行けなくなり、他に行き場も見つからず、孤独で非常につらい日々を送っていたんです。それで、とにかく自分たちと同じ思いを抱えた人たちとつながりたいという思いで立ち上げました。
最初は子どもと親だけの場所でしたが、あるとき休職中の小学校の先生が来てくれるようになり、子どもたちの表情が変わったんです。真剣に話を聞いてくれて、自分を認めてくれる。親や学校の先生とは違う大人との関わりによって、子どもたちが自信を取り戻し、目を輝かせていくのを見て感動しました。
うちの長男はいま「オトナダチ」に算数を教えてもらっています。親の言うことはなかなか素直に聞き入れてくれない子どもも、大好きな大人の友達の話なら喜んで受け入れる。楽しく勉強ができているようです。さらに人の方も、子どもと向き合うことで、本来の自分自身を取り戻すことができ、元気をもらえるそうです。子どもたちから笑顔で「ありがとう!」と言われることが本当に嬉しいと話してくれています。

SSISで「オトナダチプロジェクト」を発表されて大賞を受賞した時は、どんな反響がありましたか?

「感動しました」とたくさんの方から声をかけていただき、それが一番嬉しかったです。さらに、会場のみなさんの投票で決まる「共感賞」をいただいたことも大きな励みとなりました。このプロジェクトの応援グッズである「オトナダチバッジ」を購入してくださる方が会場で列をつくっていた光景にも感激しました。
ありがたいことに、その日から続々と「オトナダチ」に登録してくださる方が増えました。
昨今の状況もあるので、今は、オンラインでできる活動をメインに考えていきたいと思っています。
先日も、「本」をテーマにしたワークショップを開催しました。子どもと大人がそれぞれお気に入りの小説や図鑑などを手に、ビデオ通話アプリを使って交流しました。

▼「オトナダチプロジェクト」HPはこちらから
https://cs.beach.jp/scu/4d2c


何か共通の趣味などのきっかけがあると、世代を超えたつながりが生まれやすいので、今後もこうしたテーマ性のあるイベントを企画していこうと考えています。
東北だけでなく、日本全国に「オトナダチ」の登録者数を1年間で1000人達成することを宣言しました。
今、年間約340人の子どもが主に「学校がつらい」という理由で、自ら大切ないのちを絶っています。「親や学校の先生に理解されなくてもわたしにはこんなにたくさんの『オトナダチ』がいる」そう思えることは、必ず子どもの生きる力を取り戻します。これをご覧になっているみなさんも、ぜひ「オトナダチ」へご登録してください。よろしくお願いします。

Social Innovation Accelerator(社会起業家育成)プログラム(通称SIA)への参加は、「オトナダチプロジェクト」にどう影響しましたか?
▼Social Innovation Accelerator(社会起業家育成)プログラムとは?
https://intilaq.jp/program-training/

このプログラムに参加する前は、社会課題を解決するために自分がどこに向かえばいいのか分からず、霧の中にいるようで不安でした。それがSIAプログラムへ参加するうちに、少しずつ視界がクリアになって行き、自分の中の軸がはっきりしてきました。
例えば、自分のビジョン・ミッション・バリューを考えるワークショップ。モヤモヤした思いを言語化するためにとことん自分と向き合いました。また、半年間一人ひとりについて伴走してくださるメンターと積み重ねた対話は、納得できる答えを見つけるための手助けをしてくれました。
印象的だったのは、メンターがビジョンを達成するための道筋として、くねくねとした山道の図を描いてくれた時です。一気に課題を解決する方法を見つけようとするのではなく、段階的にステップ1,2といくつかの到達点を設定する。なかなか、これというプランが見えなかったので、その図が発想の転換になりました。
初めのうちは「不登校問題を解決すること」を漠然とした目的と捉えていましたが、それが最終ゴールではないと気づくことができたんです。「すべての子どもたちが自分を『好き!』と心から言える社会」というビジョンが明確になり、それを叶えるためのステップを山道を下るように、逆行して考えていきました。そして、真っ先に取り組まなければならないことは、子どもたちに対する、私たち大人の一人ひとりの意識を変えることだと分かったんです。
そして「オトナダチプロジェクト」が生まれました。

SIAで得たいちばん大事なことは何ですか?

SIAプログラムに参加する前は、様々な講座を通して、何かしらのスキルが身につくことを期待していました。ですが、半年間のプログラムを終えた今、SIAで得た一番大事なことは「仲間」を得たことだと思っています。
11名の同期生たちがそれぞれの社会課題と必死に向き合う姿に励まされ、力をもらいました。お互いに意見交換を繰り返し、肩をたたき合いながらSSISの発表まで走りきることができました。
プログラムが終わった今でも、SNSやオンライン上で交流を続けていて、それぞれの活動が刺激になっています。

今後の展望は?

フリースクール「こどもの居場所ピッピ」の活動を通して「オトナダチプロジェクト」をどんどん広めていこうと思っていますが、新型コロナウイルスによる影響を受けて、フリースクールは休止しています。
今回の一斉休校措置を受けて、みんなが「学校に行くということ」を根本から考え直す機会になったのではないでしょうか。子どもたち一人ひとりに合った形での学びが保障される世の中になってほしいし、その環境をつくるための活動を模索していきます。
今はオンラインを活用し、できるだけ多様な大人と子どもたちの双方向のコミュニケーションがはかれるような場をつくっていきたいと思っています。日本各地、世界各地に「オトナダチ」が増えるチャンスととらえて、さまざまな企画を仕掛けていきます。

では、最後にコミュニティユーザーや、東北の方々へのメッセージをお願いします!

私はSIAプログラムを通して、人と人がそれぞれの思いに共感してつながり合うコミュニティの力の大きさを実感しました。
たったひとりの心に灯った小さな火種も、それが周りの人の心に燃え移り、大きな炎となって燃え広がり、社会を変えていくのだと思います。
何か自分のなかにモヤモヤとしたものがあって、それを解決したいけどどうしたらいいのかわからないという方は、ぜひこのプログラムにアクセスしてみてください。きっと共感してくれる心強い仲間と出会えるはずです。
今振り返ると、この山に登らなければ見られなかった景色があると感じています。スキルや知識よりも、強い思いやそれに向き合おうという思いの熱量が大事なので、ぜひ一歩を踏み出して欲しいです。

まさに「ココロイキルヒト」ですね! 中田さん、本日はどうもありがとうございました。

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みなさん、いかがでしたか? 中田さんのお話を聞いて感じたことや質問など、ぜひコメントくださいね!

▼投稿はこちらから
https://cs.beach.jp/scu/3d6t

▼投稿方法の確認はこちらから
https://cs.beach.jp/scu/7ah6

なお、SIAについてはZoomで毎月開催している「TOHOKU INNOVATION NIGHT」も、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!
▼「TOHOKU INNOVATION NIGHT」について
https://events.time.ly/rbrvsgs?event=37495879

みなさんからのたくさんの投稿をお待ちしています♪
みんなで、明日の東北をおもしろくしていきましょう!

(コミュニティスタッフ 心羽(ここは))

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from: クレイジーナオさん

2020年04月28日 15時49分06秒

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■中田さんのお話を聞いて感じたことや質問などを聞かせて!

  とても素晴らしいです 共感します
  確かに子供の教育や環キヨウなどいろいろな
  部分で考えなければいけないし 親もなにかと
  忙しくて手が回らないなど 課題が沢山ありますが
  何事も前向きで頑張ないといけないですね。

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